グリシンの副作用

グリシン (glycine) とは生物が誕生する前の太古の地球にも存在していたと考えられている最も古いアミノ酸です。

グリシンは、体内でも生成可能なアミノ酸（非必須アミノ酸）で、比較的安全性が高く、副作用も少ないとされ、食品添加物にも使用されています。

現在報告されている副作用はありませんが悪心や嘔吐、上部消化管の不調などがごく稀に起こる場合があるようです。


【医薬品との相互作用について】
統合失調症の患者が服用するクロザピンと同時に摂取すると、統合失調症の症状を悪化する場合があるようです。

グリシンは副作用より欠乏症が重大！

グリシンは副作用を心配するより、欠乏することのほうが懸念されます。

グリシンは人の体内でも合成できる非必須アミノ酸の1つで、体のあちこちでタンパク質の構成成分となっています。
食事などからも比較的簡単に摂取できます。ですから通常の生活をしていれば不足することはほとんどありません。
バランスの良い食生活をしていれば、1日3〜5gのグリシンを摂れていることになります。

しかし現代社会のストレスや偏った食生活などでバランスが取れなくなってきていることも事実です。

【グリシンの欠乏がもたらす様々な症状】

寝つきが悪くなる

寝起きが辛くなる

起きてからも倦怠感や眠気が残る

髪がパサつく

肌のハリが無くなる

軟骨や血管の弾力性が維持できなくなる

グリシンは、生命活動に欠かせないタンパク質構成成分ですので、不足は様々な不調を招く原因となってしまいます。

主に寝付く前に時間がかかったり、眠りが浅くなり、起床時のダルさなどといった不眠症の原因になる場合があります。

また、コラーゲンの生成に関与していますので、肌のハリが無くなったり、軟骨や血管の弾力性が維持できなくなって関節痛などのトラブルが起こりやすくなってしまいます。

グリシンの効果的な摂取方法とは！？

サプリメントで就寝前に摂取するのが効果的
睡眠の質を高め改善するためには、就寝前にグリシンを摂取することが必要です。
一度に食事からそれだけの量をとるには無理がありますから、サプリメントを使うのが効果的でしょう。
たくさん飲めばより効果が出るというわけではありません、決められた用法・用量を守りましょう。


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